こんにちは、はるパパです。
5才の子供と奥様と、
カナヘビを可愛がって育てています。
「カナヘビの育て方」について詳しく解説しています。
*書きかけの部分は随時追加していきますね!
子供とたまたま一緒にいった公園で
カナヘビを捕まえました。
子供が「飼いたい飼いたい!!」となって
家にお迎えしてから、
家族で一生懸命お世話しています。
たくさん捕まえて、たくさん飼ってみて
時には弱らせてしまったこともありました。
どうすれば元気に長生きしてくれるか
経験値としてわかってきました。
さらに産卵、孵化に成功して、
いまではカナヘビの赤ちゃんを大人に育て上げています。
・はじめて飼う人でもわかりやすく
・できる限り詳しく
・知りたいことがわかるように
解説していきます。
たとえば
・エサは何を食べるの?
・どれくらい生きるの?
・虫かごで飼えるの?
・お金かかる?
こんな疑問も、「全て」この記事で解決していきます。
生き物をあまり飼った経験のない人でも、ぜんぜん大丈夫です。
記事を順番に読んでいけば、飼い方を学ぶことができます!
一緒に、小さな恐竜:カナヘビを可愛ってみませんか。
カナヘビの育て方
カナヘビは人に慣れる可愛いトカゲ
少しだけカナヘビについてお話させて下さい。
カナヘビとはトカゲの仲間で
爬虫類の一種です。毒はありません。
「金物色のヘビ」や「可愛らしい蛇」という由来で
カナヘビという名前になっています。
カナヘビは変温動物です。
つまり暖かいお日様のあたる、暖かい場所が好きです。
またジメジメが苦手で
乾いた場所を好む傾向にあります。
野生のカナヘビでも、
人に慣れやすい個体が多いです。
毎日愛情を持って接していると、
手に乗ったりしてくれる
そんな可愛い存在になります。
カナヘビのお家
カナヘビを捕まえたら、
まず家を作ってあげましょう。
どんな準備が必要でしょうか。
短い期間で観察飼育するか
長い期間でペットとして飼育するか
分けて考えるといいよ!
短期的に数日間、観察する場合
とりあえず2〜3日から
一週間くらい飼ってみるというイメージでしたら
●大きめの虫かごを準備
●そこにキッチンペーパーなどを敷く
そして観察すると良いでしょう。
捕まえた場所の土や草を入れても良いです。
例えば自分はこんな感じでレイアウトしました。
このとき
- 水飲み場を作る
- ひなたぼっこをさせる
これだけは忘れないでください。
家族(ペット)としてお迎えする場合
本格的に飼育しようとすると、少し設備が必要になります。
1万円~2万円くらいかかるよ!
以下の設備が必要です。
- ケージ(飼育ケース)
- 床材
- 隠れ家
- バスキングライト
- 紫外線ライト
- 水飲み場
- パネルヒーター
主にこんな感じです。
自分の経験では、春から秋(5月~10月)くらいは、室温によってはパネルヒーターは必要ないです。
その他のアイテムはどれもカナヘビの飼育には重要な意味のあるものです。
必要なアイテムについては、こちらの記事に詳しくまとめています。
カナヘビのエサは昆虫と人工飼料
カナヘビの餌について解説します。
「はっぱやほうれん草を食べますか?」
という質問を受けることがありますが、カナヘビは植物を食べません。
そう、カナヘビは基本的に「虫」を食べます。
慣らすと人工飼料も食べるようになります。
なお、好きな虫はこんな感じ。
- バッタ
- あおむし
- コオロギ
- ミルワーム
- クモ
- ちょうちょ
- アブラムシ
などなど。
大人のカナヘビは2~3日に1度
子供のカナヘビは毎日エサをあげてください。
上に書いてある以外にも、
いろんな虫を食べることができます。
クモはホント好きです。
ダンゴムシやカナブンみたいな
硬い虫や大きすぎる虫は食べないよ。
また、自分の口よりあまりに大きな虫は
食べることができません。
それでも長く飼った大きなカナヘビは、
それなりに大きさの虫を食べることがあります。
5センチくらいのバッタを
頑張ってガブガブ食べていました。
こんなに大きなエサも
食べられるのかと驚きました。(笑)
カナヘビの餌については
こちらの記事にまとめています。
日常的なお世話の仕方
チビにもできることある?
いろいろあるよ、手伝ってね。
日々のルーティンはこんな感じです。
- 水換え、霧吹き
- エサあげ
- ふんなどの掃除
- 日向ぼっこ(バスキング・紫外線ライトがない場合)
フンは目立ってきたら取り除き、装飾品は水洗いで掃除しましょう。
そこまで大変ではないはずです。
カナヘビの増やし方
オスとメスをペアで飼う
飼っているカナヘビを増やしたい場合
オスとメスのカナヘビをつがいで飼育をします。
繁殖期がくれば自然と交配し
卵を産むことがあります。
これは仲良しの合図なんだよ!
卵を育成する
産まれてくる卵は
直径5〜8 mm 程度の白いものです。
飼育ケースの中に卵を見つけた時は
速やかに取り除きましょう。
入れっぱなしにすると
コオロギなどエサの虫に食べられる場合があります。
この時、卵をひっくり返さないようにして下さい。
卵の成長具合で、逆さにすると
卵の中の個体が窒息することがあるそうです。
卵を見つけたら、この手順で対応してください。
- 上部にマーキングをする
- 小さなケースに水苔をはっていれる
- 卵の上下は変えないようにする
- 適度に湿らせる
卵の飼育方法についてはこちらに纏めました。
1~1.5か月くらいで生まれてきます。楽しみですね。
カナヘビの赤ちゃんの育て方
卵を上手に飼育すると赤ちゃんが生まれてきます。
どうやったら元気に大きく育てられるの?
カナヘビの赤ちゃんは
大人カナヘビと違って育て方のポイントがあります。
①小さな虫を毎日与えること
生まれたての赤ちゃんの場合
アブラムシや SS サイズのコオロギ
また本当に小さなクモなど
数ミリの虫しか食べられません。
エサとりもヘタッピなので
エサを弱らせてからあげるようにしていました。
(足をもぐなど・・)
②水を霧吹きで与えること
水飲み場から水を飲むという行動はせず
壁や葉っぱなどについた水滴を
ペロペロと舐めて水を水分補給をするからです。
大人のカナヘビにも有効です。
③大人のカナヘビと一緒に飼わない
大人のカナヘビ(成体)と
子供のカナヘビは
絶対に一緒に飼わないこと。
悲しいことですが
大人のカナヘビは赤ちゃんカナヘビを
例えその自分の子供ですら
虫などのエサと勘違いしてしまい
噛みついてしまう危険があるからです。
ある程度の大きさになるまでは
親と離して飼いましょう。
上の3つのポイントに気をつければ
ほかは大人のカナヘビと同じように飼うことができます。
かなへびの見つけ方
カナヘビの見つけ方について話をします。
カナヘビはよほど都会でもない限り
街のいろんなとこで見かけることができます。
例えば公園の隅にある花壇や
ブロック塀が積んであるところ
乾燥した草のある草村や森の中
など様々な場所で見つけることができます。
とりわけ自分の経験上
カナヘビを見つけやすい三つのポイントを紹介します。
➁じめじめしていない場所
③当たりの良いポカポカとした場所
この三つの条件のかなう場所にいることが多いです。
例えばこの写真を見てください。
この写真の場所は
日当たりがよく草が多くて
カサカサした草の多い乾燥場所でした。
この場所に、数十匹のカナヘビがいました。
頑張って探してみてください。
足元でカサカサ音が聞こえたら
そこにはかわいいカナヘビがいるかもしれません!
バスキングライトと紫外線ライトの必要性
設備の話に戻ります。
なぜ、ライトを準備する必要があるか。
暖かさの代わり➡バスキングライト
というわけで
紫外線ライトとバスキングライトは
太陽の役割を担ってくれます。
カナヘビを元気に育てるには
➁体温を上げてあげること
この二つはとても重要です。
紫外線を当てることの重要性
体温を上げる方法に関しては
「日向ぼっこ」をするという選択肢があります。
天気のいい日にお日様の下で
太陽をカナヘビに当ててあげる。
こうすることでカナヘビの体の中で
ビタミンが作られ、骨が元気に形成されます。
逆に太陽を当てていないと
骨に影響が出て「くる病」という病気になります。
体温をあげることの重要性
そして「日向ぼっこ」=太陽には
もう一つ効果があります。
カナヘビは体を温めないと
消化不良や体調不良を起こしてしまいます。
なのでポカポカとした太陽ので下で
体を温めてあげることはとても重要です。
これらを暖かい晴れた日に
欠かさずできるのであれば
紫外線ライトとバスキングライトは
必要ないかもしれません。
ですが現実的にはかなり大変なので
太陽の暖かさをの代わりが必要です。
紫外線ライトもバスキングライトも
なくても飼えないことはないですが
現実的に
長生きさせるには、必ず必要です。
ひなたぼっこの仕方
ちなみに日向ぼっことは
その名の通りカナヘビを虫かごや何かケースに入れて
太陽の下に置いてあげることです。
日向ぼっこの仕方には注意点が二つあります。
- 日陰を作ってあげること
- ケースの中の温度に注意すること
例えば、カナヘビをよく見かける春だと
カナヘビにとっても人間にとっても
丁度良く気持ち良い気候になっています。
しかし初夏が近づく6月頃から
日差しは、なかなかきついものがあります。
そんな中、カナヘビを
無雑作に日なたに放置してしまうと
暑さにやられてすぐに死んでしまいます。
実際に日向ぼっこで
カナヘビを全滅させた友人もいます。
暑い季節は人がそばについてあげて
様子をみながら日光浴をするのが良いでしょう。
こういった手間をかけるのが難しいため
基本はやはりバスキングライトと
紫外線ライトを使って育てることをお勧めします。
冬は気温が寒いので日光浴も
どこまでできるか心配ですしね。
長生きさせて飼いたいと思う場合は
設備を整えてあげることがとても重要です。
カナヘビと一緒に冬を迎える
生き物にとって
冬を越すということは一大イベントです。
カナヘビも例外ではありません。
カナヘビを育てるうえで
冬を越す場合に二つの選択肢があります。
- 冬眠をさせる
- 冬眠させずに冬を乗り切る
①冬眠させる
この方法は自然のままの越冬の仕方です。
餌を減らし、自然と眠らせケージの中で冬を越させます。
この場合、外気に関しても
冬と同じレベルにする必要があります。
自分の感覚では、家の中で
冬の外と同じ環境を再現するのは
不可能だと思っています。
いろんなブログや飼育サイトをみた結果
春に目覚める予定が
うまく目覚めない・動かないなどの
意見も多かったです。
つまり人工的な冬眠は難しいということ。
そしてもう一つの方法は
ケージの中を暖かくして冬を迎えさせないという方法です。
②冬眠させない
個人的にはこちらが確実かと思います。
何度も成功しています。
パネルヒーターというアイテムを使い
カナヘビのケージの温度をある程度一定に保ちます。
暖かく餌が豊富なままだとカナヘビは冬眠しないため
通年で安定した飼育ができます。
ケージの暖房設備と温度に注意して飼育しましょう。
冬眠させるか、冬眠させずに冬を越すか
どちらが良いのかはとても難しい問題です。
一説には冬眠には
かなりのエネルギーを消費するため
冬眠をさせずに越冬することが
オススメというお話をよく聞きます。
一方で自然の生き物は冬眠をすることが普通です。
ここをどう捉えるか、ご自身で試してみてください。
自分は冬眠させない選択をしました。
カナヘビとコミュニケーションをとる
毎日カナヘビを触っていると
どんどんと愛着が湧いてきます。
時には手の上に乗ってきたり
そのまま登って肩の上に乗ったり。
つぶらな顔・目は、とても可愛いですね。
そんなカナヘビと遊ぶ
いくつかのアイデアを紹介します。
-例えば-
-アプリであそぶ
虫の動く動画やアプリを見せて
カナヘビの動きを観察する。
個体によっては噛みつこうとしたり
しっかり反応します。少し意地悪ですね。
-餌をピンセットであげる
ピンセットで食事を与える訓練をすると
ピンセットがくると「ご飯だよ」と
わかるようになります。
-お風呂にいれる
時には体温を上げてあげるために
お風呂に入れてあげても楽しいです。
けっこう気持ちよさそうに見えます。
湯のみの中にカナヘビを入れ
その上に布巾をかぶせた
カナヘビ温泉という写真が
Twitter 上で話題になったことがありました。
もちろん「触りすぎ」や「やり過ぎ」は
体を弱らせてしまうのでNGです。
カナヘビを運動させたり体を温めてあげることは
カナヘビにとっても有益なものと思います。
適度にスキンシップをとれるといいですね。
具合が悪くなったときの対処
カナヘビの病気として
最も有名なものが「クル病」でしょう。
「クル病」は
・栄養(ビタミンD3)不足
・紫外線不足
で起こります。
カナヘビの不調には以下のような症状があります。
- 変な動きをする
- 目を閉じている
- エサを食べない
- やせ細り、変な体形になる
これらは「クル病」に関わる
症状の可能性が高いです。
小さい生き物ですので
いろんな原因で色んな不調が現れます。
- ライトが合わず、目を傷める
- 消化不良で軟便になる
こんなこともあります。
ライト変えたり、設備を整えたりすると
解消することもあります。
それでも、どうしても
エサを食べないこともあります。
目に見えて痩せてくることもあります。
小さい生き物なので
体調が急に変わることも珍しくありません。
可能な限り実績のある設備で
「カナヘビ」の住む環境を整えてあげて-
どうしても、何をしても回復しないときは
これが一つの選択肢であり
解決策です。
人の手でできることは限界があります。
看病しようとすればするほど
弱ってしまうこともあります。
死ぬまで責任を持って飼うことも大切です。
でも自然の中のほうが
カナヘビにとっては良いこともあります。
どう折り合いをつけるか
お子さまとよく話し合ってみてください。
どんな結果になったとしても
それらはすべて「学び」になると思います。
最後に
最後までご覧頂きありがとうございました。
野生のカナヘビを家に迎えて
卵から大人まで飼育しています。
この記事の全てが正解とは思っていませんが
少しでも参考になる部分はあるはずです。
小さな命を育てる楽しみを
家族と分かち合い
子供も大人も学びを育み
小さな恐竜「カナヘビ」を可愛がってみてください(^^♪
今日より明日もっと
晴れやかな一日になりますように!