こんにちは、
harupapa（はるパパ）です！(^^♪
5歳の子供と毎週、山や公園に
生き物をさがしに出かけています！
外では、ときどきカナヘビに出会います。
子供が「やった、カナヘビを捕まえた！」
そのあと「どうやって飼えばいいのでしょうか？！」
この記事では「カナヘビの飼い方」を紹介しています。
そんな勢いでカナヘビを飼い始めました。
・かなへびとは
・かなへびの飼い方
・どんな準備が必要か
・どうやって育てれば良いか
について、まとめています。
遊びにいった公園などで
うっかり捕まえてしまい
子供が「飼いたい！飼いたい！」
となったときに読んでください！
ちなみに・・
カナヘビが卵を産んだ記事はこちらです。
卵からカナヘビが孵化した話はこちら。
ご参考下さい(^^♪
カナヘビとは？
カナヘビとはどんな生き物でしょうか。
どんな生き物？
カナヘビとはトカゲの一種です。
草むらなど
日当たりのよい場所を好んで住む
人に慣れやすい可愛いトカゲです。
カナヘビの語源は
「金物（かなもの）色」のヘビ
とか
「可愛いらしい蛇」＝「愛蛇（かなへび）」
などの由来があります。
人や環境のニオイを覚えて慣れる
ので、個体の性格によっては
手を差し出すと喜んで登ってきます。
ハ虫類好きにはたまりません！
飼いやすい？
飼いやすいです。
基本的に体は丈夫で、
ニオイもしないので
家の中で飼いやすい生き物です。
子供がガシガシ触っても元気です。
ただし
温度・湿度の管理と
紫外線を与える必要があります。
長く飼う場合は、このあとに紹介する設備を
早めに準備してあげましょう。
面倒なことは？
一点だけ。
エサは虫を食べます。
人工エサを食べるようにもできますが
少し訓練がいります。
最近はピンセットで
エサを食べさせるよう慣らしたので
人工エサも食べました。
個人の経験上のはなしですが
虫をあげるほうが
人工飼料より元気に生きている印象です。
エサの補給方法は
・休日に虫を捕まえてストックしたり
・ペットショップで買ったり
・カナヘビと一緒に草むらへ行って
ピンセットでバッタをとって
カナヘビに食べさせたりしています。
エサの補給が、すこし面倒です。
虫が得意なひとは
コオロギを家で繁殖させると
エサ切れせずにラクです。
どんなところで捕れるの？
山、草むら、公園の隅っこの岩場や草むら
などに住んでいます。
一匹見つけると
複数匹いることが多いです。
かなへびの体が茶色いので
枯葉の下で擬態していることも多いです。
カサカサ音が鳴るけど
姿が見えないときは近くにいるかもしれません。
地面を注意してみましょう。
わが家では半年でつかまえた10匹のうち
4匹は奈良県明日香村のハイキングコースで
6匹は近所の公園で見つけました。
数匹見つけた場所では
他にも何十匹もいました。
経験的には
・黒土の上に枯葉や枯草が多く積みあがっている場所
・低地の斜面
・日中は日当たりのよい場所
・乾燥した場所（濡れていない場所）
で、よく見かけます。
逆にじめじめした場所では、
見かけたことがないです。
ペットショップでも買えます。
（700～1,000円くらい）
どれくらい生きるの？
7年から、長いと10年と言われています。
家で飼うと
飼いかた、環境、個体差で、寿命がかなり違います。
環境に合わない個体は、すぐに弱ってしまいますが
それでも1日2日で死んでしまうことは少ないです。
数週間かけてゆっくり衰弱します。
逆に家の環境に適応したカナヘビは
ドンドン大きくなって、ポコポコ産卵します。
赤ちゃんカナヘビも
あっという間に大きくなります。
カナヘビの家を作ろう
捕まえた直後の一時しのぎ
とりあえず
・いったん虫かごにいれる
・落ち葉とキッチンペーパーをいれる
・びんのふたなどに水をいれ、水飲み場をつくる
暖かい季節（春～秋）なら
いったんやり過ごすにはこのくらいでOKです。
数日のうちに必要な設備を揃えましょう。
カナヘビの家に必要なもの
必要な設備はこの通りです。
とりわけ紫外線ライトが超重要です。
・ケース
・床材
・水入れ（子供のカナヘビは霧吹き）
・紫外線ライト（日光浴の代わり）
・バスキングライト（体温の調整用）
・エサ
・遊び場や隠れ家
順番に書いていきます！
ケース
カナヘビは活動的なので
小さい虫かごではストレスが溜まります。
大きめの虫かごか
衣装ケースなどがおススメです。
一番大きい虫かごを買いましたが
それでも小さいと感じ
ニトリの衣装ケース（90×40×40cmくらい）に変えました。
衣装ケースはこんなもの
ガラスの水槽も定番
インテリアにも配慮した爬虫類水槽
底が深いものが良いです。
（40㎝くらい）
カナヘビと
エサの虫が逃げないように
高さがあるものにします。
床材
なぜ床材が必要かというと
おなかを冷やさないためです。
人間でいうと
フローリングにおなかを
くっつけているようなイメージです。
どう考えても冷たいですよね(笑)
オススメの床材は赤玉土です。
カビ・誤食・メンテナンス性を考慮して
赤玉土（Sサイズ）を使ってます。
オススメです。
これで飼育は、うまくいっています。
失敗例ですが
カナヘビを飼いはじめたときに
ペットショップの店員さんの話を鵜呑みにして
木くず（おがくず）にしました。
すると水入れ容器の下と木くずが当たる部分に
ソッコーでカビが生えました。
メンテナンス用のダンゴムシや
エサの虫にはよさそうでしたが
人間やカナヘビには
どう考えても不衛生なので
すぐにやめ、赤玉土に変えました。
赤玉土はさらっと乾くので
カビは発生していません。
長くなりましたが
赤玉土はこんなのです。
・土は10リットルくらいあればOKです。
・土のサイズはSサイズにしましょう。
・大きいサイズにすると、エサの虫が入り込んでしまう
ちなみに黒土を使っている人も多いです。
黒土はこんなのです。
湿度を維持しやすくするため
水苔を最底面に引いて
水を吸わせる方法もあります。
水苔
自然に近づけために
赤玉土、黒土、水苔などを
ブレンドしている人もいます。
メンテナンスの手間との
トレードオフで選択して下さい。
初心者はとりあえず
赤玉土でばっちりオッケーです！(^^♪
水入れ
カナヘビはよく水を飲む生き物です。
水入れを置いてあげて下さい。
器は何でもよいですが
カナヘビが乗って
ひっくり返らない＆溺れないもの
が良いですね。(^^♪
定番品でこんなのがあります。
水は1～2日で変えてください。
ちなみに赤ちゃんカナヘビは、霧吹きで給水して下さい。
壁についた水滴をペロペロなめて水分補給します。
紫外線ライト
紫外線ライトは超重要です。
カナヘビは
紫外線を浴びるための日光浴をさせないと
クル病になってしまいます。
太陽の光を浴びて
体の骨などを強くしています。
毎日、日光浴できればよいですが
大変なので紫外線ライトをあてます。
ライトはケースの淵に
ソケットスタンドを取り付けて使用します。
1日8時間つけっぱなしにします。
電源タイマーを使うと便利です。
紫外線ライト
ソケット
ソケット用カバー
電源プログラムタイマー
時間と曜日でルーティンをセットできます。
バスキングライト
カナヘビは変温動物のため
元気よく活動するために、体を温める必要があります
つまりバスキングライトは太陽の代わりに
体温を調整するために必要です。
外が暖かい季節は多少は大丈夫ですが
寒くなり体温が下がってくると
消化不良になったり食欲がなくなったりして
衰弱していきます。
室内で越冬するには
一定温度を保つ必要があるので
11月～3月くらいは
パネルヒーターとセットで
ケージを温めながら使って下さい。
そうすることで寿命が格段にのびます。
1日8時間程度あてましょう。
バスキングライト
ソケット
電源プログラムタイマー
時間と曜日でルーティンをセットできます。
パネルヒーター
基本的に年中使用します。
と、他のサイトで書いていますが
真夏はケース内が暑いので
自分はつけていません。
秋から初夏でOK、冬は必須です。
サーモスタットがついたもので
ケースの半面ほどを
覆えるものを選びます。
大きめ
小さめ
ケースに合わせて
パネルヒーターの
大きさを選んでみてください。
遊び場や隠れ家
カナヘビを
見つけた場所に落ちている枯葉を
ケースに敷き詰められるように
持ってきます。
虫がついていないか確認し
一度洗って、天日干しすると
なお良いです。
シェルターとして
ドーム型の隠れ家があっても良いです。
拾った木の枝や
100均の小道具や観葉植物でもOkです。
ポトスとか定番ですね。
立体的に運動できるようすると
日中、バタバタ遊んでくれます！(^^♪
わが家は今のところ
こんな感じです。
生エサ
家の周辺で虫をとって
与えられればそれが一番です。
自分の口より大きいものは
食べられませんが
細長い虫は食べます。
実績のある虫は、
クモ、ダンゴムシ、ワラジムシ、
ガ、バッタ、キリギリス、
コオロギ、ミミズ、ナメクジ、
アオ虫、尺とり虫、アブラムシ
などなど。
「うぇー、無理」
と思う人！
自分と同じ感覚です。(笑)
アリも食べましたが
酸があるのであまりよくないと聞き
あげていません。
他には
黒光りする硬い虫や
大きいダンゴムシは
食べませんでした。
コオロギ、クモは大好物です。(笑)
苦手な方は
ホソワラジムシはいかがですか？
逃げもせず扱いやすいです。
クル病対策で
栄養剤も添加してあげると効果的です。
定番のコオロギです。
Sサイズで良いと思います。
Mサイズだと
カナヘビによっては食べれません。
コオロギ跳ねるので
ケースの蓋を忘れずに(笑)
余談ですが
コオロギを大量に買って
虫かごで飼うのは
それなりに大変です。
近くにペットショップがあれば
都度、買いに行くのがおすすめです。
でないと
＊水替えやエサやりが手間
＊共食いしたりニオイが出る
なので
カナヘビを飼いたいのか
コオロギを飼っているのか
わからなくなります。(笑)
人工エサ
ピンセットでご飯（むし）を食べさせることに慣れてきたら、ぜひ人工エサもトライして下さい。
食べれば生エサでなくても大丈夫です。時間をかけると食べるようになります。
こんな感じで食べます。
かわいい(^^♪
以上で、設備の準備はおしまいです。
とりあえず
虫かごと土とエサがあれば
春から秋くらいは
室温が原因で急死するようなことはないですが、
徐々に弱ることは十分あります。
できるだけ適温に保つことが
元気の秘訣です。
可能な範囲で整えてあげて下さい。
余談ですが
電気代は冬場の一か月で
だいたいこれくらいです。
・バスキングライト：1,000円 前後
・紫外線ライト ：500円 前後
・パネルヒーター ：400円 前後
うっかり飼い始めると
意外とお金がかかります。(笑)
日常的なお世話はどうする？
カナヘビの基本的な飼い方は以下の通りです。
意外と簡単に飼えますよ(^^♪
愛情をもって、可愛がる
手に乗せると
肩まで登ってきたり
服に張り付いて遊んだりします。
個体の性格で
いろんな遊び方がありますので
愛情を持って育てて
観察してみてください。
霧吹きで水やりをする
できれば、毎日やりましょう。
ケースに霧吹きで水をかけ
カラカラにならないように
軽く湿気を足します。
ミスゴケを買って湿らせて
ケース内に投入するのも有効です。
全体を湿らせるのではなく
湿気のあるゾーンがあることが大事。
ちなみに
水苔を濡らして敷いておくと
ママカナが卵を産みやすくなります。
定期的にエサをあげる
エサは2～3日に1度でOKです。
どのくらい食べるか
ようすを見ながら与えてみましょう。
わが家のカナヘビ5匹は
Ｓサイズのコオロギを
20匹くらいいれて
瞬間で平らげています。
30匹だと多いときもあります。
食べ過ぎて吐いたこともあるので
適量を観察してみて下さい。
フンの掃除
衛生を保てる範囲で、随時おこないます。
あ！裏技ですが
ダンゴムシを水槽に投入しておくと
食べかすやらフンを多少掃除してくれます。
飲み水の水替え
毎日が望ましいです。
1～2日に一度おこないます。
床材のチェック
虫（ダニなど）が沸いたら
床材を交換します。
カビが出た場合も
カビのある範囲を交換します。
ひどい場合は完全交換しましょう。
赤玉土だとカビが生えにくいです。
その他（日光浴）
時々、しっかり日光浴をしましょう。
小さいのケースに入れて
シェルターを作り
ベランダ出すすると、
気持ちよさそうに日光浴します。
脱皮の促進にもつながり
健康状態が良くなります。
【注意点】
熱中症にならないよう、
ケースの中の温度に注意！
ケースの中があつくなり
熱中症で死んでしまうことがあります。
特に夏の日光浴はぜったい注意です！！
短時間で！放置禁止！
その他（散歩）
ケースにカナヘビを入れ
虫を探しながら散歩すると
楽しいです。
捕まえた虫をその場で
食べさせて観察します。(笑)
まとめ
『やった、カナヘビを捕まえた！どうやって飼えばいい？！』
カナヘビとはトカゲの一種です。
人に慣れやすく
長寿命で飼いやすい生き物です。
カナヘビの家に必要なもの
・ケース
・床材
・水入れ
・紫外線ライト（日光浴の代わり）
・バスキングライト（体温の調整用）
・遊び場や隠れ家
・エサ
・愛情をもって、可愛がる
・霧吹きで水やりをする
・定期的にエサをあげる
・フンの掃除
・飲み水の水替え
・床材のチェック
・その他（日光浴）
・その他（散歩）
生き物を育てるのって
大変ですが楽しいです！
子供の教育にもなるので
カナヘビを見つけたら
育ててみてはいかがでしょうか？(^^♪
そうそう先日
カナヘビが卵を産みました！
良ければご覧ください(^^♪
本日のクエスト以上です！
今日より明日もっと、晴れやかに過ごせますように(^^♪
